愛犬の心と身体を元気にする秘訣♪

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犬のコミュニケーション -ボディランゲージ(犬語)-

犬のコミュニケーションとは?

ボディランゲージという言葉を聞いたことはありますか?
犬のコミュニケーション法で、聴覚、嗅覚、視覚を使って犬はコミュニケーションをとります。
このボディランゲージは人にも向けられるので、犬の感情やメッセージを読み取ることができます。

犬は目に見えること(視覚)、音(聴覚)、匂い(嗅覚)を使ってやりとりをします。
毎日の生活や犬のしつけの時など、犬の行動やサインから緊張している、不安な状態、ストレスになっているなどと解釈します。

想定して判断するのではなく、目にした行動をそのまま犬からのメッセージとして受け止めるようにしましょう。

 

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視覚によるコミュニケーション

犬のコミュニケーションの中で最も理解しやすいのが、見たままに読み取れるこの視覚によるものです。
犬は争いを好まない動物なので、警告なしに噛みつきや威嚇、吠えなどの行動を起こすことはまずありません。
もし犬が何らかの警告を出しているのに何かの行動を起こしたのであれば、私たちが犬の微妙なメッセージを読み取ることができていなかったということになります。
それは身体の一部だけの小さな変化であることが多く、表情や姿勢、動作などから犬の心理状態を見分けていきます。
そのために必要なことは、犬をよく観察することです。
私たちがよく注目してみる部位は耳と尾が多いのですが、よく犬を見ていると口元やマズル、目、背中などが変化しているのがわかります。

 

聴覚によるコミュニケーション

犬の鳴き声をどれくらい聞き分けることができますか?
犬の鳴き声は大まかに区分けすると
①鼻を鳴らす
②悲鳴をあげる
③吠える
の3種類に分けられますが、これだけではなく様々な声色を使い分けています。

声色は犬の大きさや体型によって異なり、小型犬は甲高い声で吠える傾向があり、大型犬は低い声で吠える傾向があります。
家庭で飼われている犬が吠えるのは、私たち人へのコミュニケーションのひとつとして、メッセージを送っているためです。
人が犬の声のメッセージを理解できていないため、犬目線からみると多くのメッセージが必要となり、無駄吠えの頻度が高まります。
愛犬が送っているメッセージをしっかり受け止め、何を伝えようとしているのか、その動機を理解することが必要です。

 

嗅覚によるコミュニケーション

犬は相手を認識するときに、匂いを最も重要な手掛かりのひとつとして利用しています。
犬同士のコミュニケーションでは相手の嗅覚を刺激する重要な匂いを分泌し、その匂いを嗅ぎ分ける能力を犬は持っています。
排泄の度に分泌物を排出し、他の犬がストレスを感じているか、雌犬が繁殖期なのか、年齢がどれくらいなのかなど多くの情報交換を犬同士で行っています。
犬の嗅覚は五感の中では一番優れていて、周囲の環境から多くの匂いを受け取っています。

 

 

ボディランゲージを読み取りましょう

比較的理解しやすいのが視覚によるコミュニケーションで、代表的なものとして犬が出すボディランゲージとして次のものがあります。

 

体の部位の変化による感情表現

感情の変化に伴い、耳、額、鼻、頭、目、口元、尾、体全体などに現れます。そのときの感情に合わせて複数が合わさって感情を表現します。

例えば、

恐怖を感じた時  耳が後ろに倒れる、口角が引ける、尾を後肢の間に入れる

興奮している時  耳が前を向く、体全体を動かして尾を振る

などが見られます。

 

カーミングシグナル

犬は不必要な争いを回避する素晴らしい能力を持っています。人や他の犬から脅威を感じたり、犬自身のストレスが高まったときに自分自身を落ち着かせたり、不要な争いを避けるために相手を落ち着かせるメッセージとして使います。

例えば、

目を背ける、頭を横に背ける、カーブを描くように歩く、瞬きをする、鼻を舐める、前肢を伸ばす、あくびをするように口を開ける、被毛を掻く、身体を振るなどが代表的な仕草です。

 

ストレスシグナル

人と同様、心理・身体的な要因から環境などで犬もストレスを感じると様々な身体の変化を表します。

初期の変化  尾が下がる、被毛を掻く、身体を振る、あくびをする、前肢を上げる、

       瞬きをする、鼻を舐める、呼吸が促拍、排尿・排便など

中度の変化  初期の変化の他、尾、耳、目などの変化、尾を後肢に入れる、

       髭が前を向く、落ち着きがない、肉球が汗ばむ、舌をペロッと出すなど

強度の変化  初期、中度の変化の他、背中が丸まる、よだれが出る、体に震え

       白目が見えるくらい目を見開く、常同行動(セルフグルーミング)、

       アレルギー、破壊行動、分離不安など

 

 

 愛犬と生活しているとき、上記のようなサインを出していませんか?

 愛犬のしつけやトレーニングのときはどうですか?

身体の部位の変化、呼吸、表情、行動など、ストレスを感じていないリラックスしている状態からの変化を見逃さないようにしましょう。

 

 


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【犬のしつけ】歯磨きトレーニング

愛犬への歯磨きの仕方

歯磨きは子犬の頃から慣らしていかなくてはいけないのですが、愛犬が嫌がって挫折してしまう方も多いのではないでしょうか?
今は歯磨きシートなども販売されていいますが、やはり歯周病など口腔内の病気を予防するためには歯ブラシでのお手入れが必要です。
人間と同様で、わんちゃんも歯と歯肉の間をしっかりブラッシングしてあげなくてはいけないんです。

ではどうやって?
歯磨きシートでも嫌がるのに歯ブラシなんて無理!!
そう思われる方も多いと思いますが、成犬になってからでも歯ブラシを使うことは可能です。

準備するものは、歯ブラシ&大好きなおやつ

これだけで大丈夫です。
慣らし方ですが、すぐにはできないので、少しずつのスモールステップアップです!

 

練習の仕方

ステップ1


歯ブラシに触れることから始めます。
歯ブラシを愛犬の前に出すと、クンクンしてきます。
鼻先が歯ブラシに触れたらおやつをあげます。
それを数日繰り返し、歯ブラシは「良いもの」と印象づけてあげます。

見るだけで逃げてしまう場合は、近づくことから始めます。
床に歯ブラシとその横におやつをおきます。
歯ブラシに近づいておやつが食べられたらOKです。
そこからスタート!
慣れてきたら歯ブラシの上におやつを置いてレベルアップします。
それに慣れたらクンクンすることに戻ります。

長い道のりですが、わんちゃんは一度嫌と思ってしまうとそれを受け付けなくなります。
「〇〇したらいいことがあった!」
これを繰り返してあげるとできるようになるのです。

 

ステップ2


歯ブラシを前歯に当てます。
重要なこと… ここではシャカシャカしません

シャカシャカしたくなるのですが、前歯に歯ブラシを当てるだけです!!← 重要!
これができたらおやつをあげます。

ここであげるおやつは、いつも普段あげているボーロとかクッキーではなく、ちょっとランクアップしたおやつが最適です。
そして量は少しだけ・・・。
わんちゃんの場合は、量より回数なんです!!
貰えるのが少しでも回数が多いほうが嬉しいんです。
だからこそ、プレミアムご褒美だと歯磨きが楽しいものに変わっていきます。

もし、歯ブラシを当てるのを嫌がるようなら、少しだけわんちゃん用の歯磨きペーストを使うのもOKです。

 

ステップ3


前歯に歯ブラシを当てて大丈夫なら、次は1本シャカッっとします。
そしておやつをあげます。
シャカシャカはしません!!←ここ重要
これを繰り返して「シャカッ」に慣らします。

先は長いですがこれを繰り返して、歯ブラシのシャカッ=おやつ=良いこと💗とわんちゃんが思ってくれると、歯ブラシから逃げ回ったり噛みついたりがなくなっていきます。

気のなが~い練習ですが、シャカッ1回ができるようになるまででも、わんちゃんはすごく頑張っています!
いっぱい褒めてあげましょう。

 

ステップ4


口角を引っ張る練習です。これもわんちゃんにとっては嫌なことです。
口角を少し指で引いたらおやつをあげます。
繰り返し練習して嫌がらずにできるようになったら、歯ブラシを当てましょう。
できたら、おやつを忘れずに・・・。
それができるようになったら、奥歯もシャカッです。そしておやつ。

シャカッ+おやつも嫌にならないように繰り返すので、どの歯も数回できれば大丈夫です。
肝心なことは、歯磨き=好き💗になることですから!

 

ステップ5


前歯から少しずつシャカッを2回、3回と増やしていきます。
シャカッ2回でおやつ(繰り返す)、シャカッ3回でおやつ(繰り返す)・・・・
これを前歯~奥歯まで少しずつ増やしていきます。

回数が増やしていくとおやつをあげる回数が減るので、最終目標は一番最後におやつをあげて終了です。

 

 

ご褒美を使う理由

歯磨きした後におやつ❓と思うかもしれませんが、わんちゃんの場合は虫歯ができることはあまりありません。
虫歯予防ではなく、あくまでも歯周病予防として歯をきれいにすることを目的にしているので、歯磨き後のおやつは大丈夫です。

大好きなおやつをあげることで「歯磨き≠嫌なこと」ではなくなり、「歯磨きしたらおやつがもらえる💗」と強化されていきます。

それが繰り返されることで犬は歯磨きができるようになるのです。

これを「正の強化」といって犬のトレーニングで使われている手法です。

そして汚れを歯にけることを最小限にするには、お水をしっかり飲ませてあげること! 

これが歯の汚れを落としたり、付きにくくする予防になり効果的です。
新鮮なお水を常に用意しておいて、いつでも飲めるようにしてあげましょう。

 

 

 

愛犬の歯磨きトレーニング(紹介)

我が家の愛犬もも(3歳)

実はももも歯ブラシでの歯磨きができませんでした。
子犬の頃から歯磨きシートを使っていたので、そこから歯ブラシへの切り替えができなかったのです。
歯周病予防には歯ブラシと再度認識し、半年前から歯ブラシトレーニングをスタート!

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レーニンググッズ

ももの歯磨きグッズの一部、歯磨きペーストとドライチーズです。

ドライチーズは小さな一口サイズですぐにお口で溶けちゃうものだけど、匂いが強いから大好きです。
今ではこれが欲しくて、オスワリして待っています。


半年かかりましたが、今は4回にわけて、数回ずつシャカシャカできるようにまで成長しました。

なので、「できない!!」なんてことはありません。

右前歯を数回シャカシャカしたらひと口、左前歯をシャカシャカしたらひと口、左奥歯をシャカシャカしたらひと口、右奥歯をシャカシャカしたらひと口… まだこのレベルです。
シャカシャカは3~4回程度なので、まだ磨いているというレベルではないですが、嫌がらずやれることが大切なので、スモールステップアップです。

ももはまだおやつがないと歯磨きができません!
まだまだ歯磨きトレーニング中ですが、嫌がらず頑張っています!

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最後まで読んでくださりありがとうございました。
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【犬のしつけ】トイレトレーニングのすすめ方

トイレトレーニングはいつから?

可愛い子犬を迎えたとき、「まだ子犬だからトイレトレーニングはもう少ししてから」などと思ったりはしていませんか?

犬が排泄をするのは生理的現象なので、他のしつけとは違い、子犬を迎えたらすぐに教えていかなくてはいけません。一日に何回もする排泄を「どこでしてもいい」と覚えてしまうと治すのに時間がかかってしまいます。

癖になってしまった“習慣”を治すのは大変なことです。

室内で飼うわんちゃんが多くなっている今、トイレシーツに排泄ができるように子犬を迎えてからすぐに「トイレトレーニング」を行いましょう。

トイレトレーニングで大切なことは、「失敗をさせない」ことです。

最初が肝心です! お迎えしたその日から始めましょう。

 

トイレトレーニングで必要なもの

教えていくのに準備してあるとよいものは次の3つです。

★ケージ(又はサークル)

★クレート

★トイレシーツ

あるとよいもの

★おやつ

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トイレの設置場所

トイレトレーニングではトイレの設置場所も重要です。

設置場所によっては失敗しやすくなったりと影響が大きいので気をつけましょう。

寝床など犬の生活スペースに置かない

犬はきれい好きな動物です。

自分の生活スペースにトイレを置いてしまうと、ごはんを食べるとき、寝るときなどすべてが同じ空間になってしまいます。

ケージ内にトイレを置く場合は寝床と分けて、生活スペースを清潔に保ってあげることが大切です。

スペースの関係でどうしても同じ場所になってしまう場合は、ケージの外にもうひとつトトイレスペースを作ってあげるのもいいでしょう。

落ち着ける空間に置く

犬も排泄は落ち着いてしたいものです。

特に排泄中は無防備になるので、人の出入りの激しい場所や騒がしい場所ではなく、落ち着ける空間に設置するようにしましょう。

 

 

 

レーニングを始める前に気をつけたいこと

いよいよトレーニングを始めていきますが、トイレトレーニングをスムーズに進めていくためのポイントがあります。

  

目を離さない!

最初が肝心です!

トイレを覚えるまで、特に初めて排泄をするときは目を離さないようにしましょう。

犬にとっては「排泄は自由にするもの」でトイレ以外の場所ですることは普通の行動であり、必ず「トイレでしなくてはいけない」という概念はありません。

失敗してしまうと匂いがついてしまい、同じ場所で繰り返すことに繋がってしまうので、犬から目を離さないようにしましょう。

 

 

トイレは教えるもの

犬にトイレで排泄をしてもらうのは、「飼い主の都合」です。

しっかりと教え、犬が覚えない限り、トイレで排泄することはできません。

トイレですることを意識し、繰り返し学習して覚えていくものなので、根気よく教えていきましょう。

 

 

トイレに行きたくなるタイミング

犬にはトイレに行きたくなるタイミングがあるので、それに合わせて排泄を促します。

そのタイミングは次の3つです。

★目が覚めた時

★食事の後

★遊びの最中と後

必ずこのタイミングとは限りませんが、犬が比較的、排泄しやすいタイミングです。

この排泄のタイミングを上手に使いましょう。

 

 

 

トイレトレーニングのすすめ方

 いよいよトイレトレーニングを始めていきます。

今回はケージを使ったトレーニング、クレートを使ったトレーニングの2つをご紹介します。

  

ケージを使ったトレーニン

ケージでわんちゃんを休ませてトイレに誘導していくトレーニング法です。

ケージにはトイレシーツを敷き詰めておく

トイレシーツですることを覚えさせるために、ケージ内にはシーツを敷いておきます。

ケージ内のトイレシートは失敗させないためのものなので、誘導するトイレは別に設置します。

犬は寝床で排泄はしないものです。必ずケージの外にトイレを設置しましょう。

タイミングをみてトイレに誘導する

寝起きなどトイレに行きたくなるタイミングなどでソワソワしたり匂い嗅ぎの様子が見られたらトイレに誘導します。

トイレに誘導したら数分様子をみます。排泄を始めたら「シーシー」「ワンツー」など声をかけてあげるといいでしょう。これが排泄を促す言葉に繋がっていきます。

排泄をしないようならケージに戻し、やり直します。

 

 

クレートを使ったトレーニン

クレートでわんちゃんを休ませてケージに誘導していくトレーニング法です。

ケージにはトイレシーツを敷き詰めておく

トイレシーツですることを覚えさせるために、ケージ内にはシーツを敷いておきます。

ケージをトイレに使います。

クレートで犬を休ませておく

クレートをハウスとして使用している場合に有効です。

犬は寝床を汚さない習性があるので、ちょうどよいサイズのハウス内であれば排泄はしにくくなります。生後3か月の子犬であれば1~2時間排泄を我慢できます。 個体差があるので普段から観察して間隔を確認しておきましょう。

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タイミングをみてトイレに誘導する

時間になったらケージに誘導し、中に入れたら閉めます。

ケージ内で5~10分程度様子をみます。排泄を始めたら「シーシー」「ワンツー」など声をかけてあげるといいでしょう。これが排泄を促す言葉に繋がっていきます。

排泄をしないようなら再びクレートに戻し、やり直します。

 

 

上手にできたら褒める!

排泄ができたら褒めてあげましょう。

おやつがあると“排泄ですっきり”と“おやつ”という二重のご褒美になります。

これを繰り返すことで「トイレで排泄をするといいことがある」と覚えていきます。

 

 

排泄ができたらフリーで遊ばせる

おしっこができたら部屋(フリースペース)で自由に遊ばせてあげましょう。

一度で膀胱が空にならないこともあり、遊びの最中におしっこに行きたくなることもあるので、しばらく遊んだらまた排泄を促してあげましょう。

フリーにする時間の目安ですが、幼い子犬であれば1時間ほど、5カ月以上の子犬であれば3~4時間程度です。

個体差があるので、愛犬のトイレのサイクルを観察し、排泄の時間になったら誘導してあげるといいでしょう。

 

 

自分からトイレにいけるようにする

始めは誘導でトイレに誘いますが、ケージ等をあけたら自分からトイレに行けるように練習します。

そのためには抱っこではなく、最初から自分の足で歩いてトイレに向かわせるようにしましょう。

自分からトイレに行けるようになったら、フリーで遊ばせる時間を増やしていっても大丈夫です。

 

 

 

 

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【犬のしつけ】適切な社会化と愛犬のしつけ方

犬の社会化としつけ

犬の成長期には「社会化期」があります。
この社会化期を中心に犬のしつけを行うことが、しつけに最も適している時期になります。
人は子供の頃に保育園や幼稚園、小学校、中学校と通い、友達と遊んだり、先生から多くのことを学んで成長していきます。
犬も同様で、基本的なお勉強(おすわり、ふせ、まて、おいでなど)のほか、わんちゃん同士の関わり方、人間社会で生活するためのマナー(必要以上に吠えない、噛まない、お留守番など)を身につける必要があります。
犬が効率よく多くのことを覚えていくのは、やはり若い時期です。
犬も同様で、この社会化期に多くのことに触れて慣れ、仔犬の時期に同じ月齢のわんちゃん達と遊んだり、我慢したりと犬同士の関わり方を学び、色々なことを経験してお勉強する必要があります。

 

生後2~3か月頃までが社会化期

社会化期は社会形成の基礎となる重要な時期で「社会性を身につける時期」です。
この時期は犬は好奇心旺盛な時期なので、愛犬が経験すると思われるもの(人、犬、音、環境など)にたくさん触れ、慣れさせてあげることが必要です。
もしこの時期に社会化の経験が不十分だと、成長とともに好奇心よりも警戒心が強く現れるようになるので、成犬になってから恐怖心から吠えてしまったり、攻撃してしまうわんちゃんになってしまう可能性が高くなります。

 

社会化期の経験と問題行動の現れ

社会化期が終わる頃から少しずつ好奇心旺盛だった行動から、知らないものや経験していないものに対して警戒心が出てきます。
クンクン匂いを嗅ぎが頻繁に出始めるのもこの頃からです。
警戒心よりも恐怖心が強くでてくるようになると、今までとは違って愛犬に少しずつ気になる行動が現れてきます。
甘噛みだったものが本気噛みになったり、甘え鳴きだったものが吠えるようになるなど、「今まではこうではなかったのに」と愛犬の変化がでてくるのが社会化期を過ぎた頃です。
この時期の変化に対して何も対処せずに放っておいたり、関わり方を間違えてしまうと、犬は「こうすれば大丈夫」(噛む、吠えるなどの行為)など犬自身が恐怖体験を回避できた行動に自信をつけてしまい、それが益々繰り返されて(強化されて)問題行動となっていきます。
問題行動を治すには犬に「成功体験をさせない」ことが重要です。
成功体験とは犬自身の恐怖の回避行動で、例えば、ピンポンが鳴ると吠える犬が多いですが、これはピンポンが鳴ると知らない人が来る(=怖い)ので吠えたら帰った(やったー!)という体験です。
ただ配達員など用事を済ませて帰った人だけではあっても、犬は自分が吠えて追い返したという成功体験として覚えていきます。
それを繰り返すことで強化されて問題行動となっていきます。
噛みつくのも同様で、嫌なことをされたときに噛みついたらそれがなくなったという成功経験を積むと益々強化されていきます。
このような問題行動がみられるようになったら、成功体験を繰り返さないようにできるだけ早く対処してあげるようにしましょう。

 

 

社会化期の犬の行動と対処法

よくある「甘噛み」を例にご紹介します。

ちょうどこの社会化期は、母犬や兄弟犬と一緒に過ごし、仔犬たちは頻繁に喧嘩をして遊びます。
この喧嘩は争うものではなく、単なるごっこ遊びで、この遊びを通して犬は多くのことを学んでいきます。
例えば、噛みつくなどの生得的な行動を経験を重ねて「抑制する」ことを学ぶのもそのひとつです。
強く噛みすぎてしまった場合、噛まれた犬は悲鳴をあげて鳴くので、その鳴き声を聞いて噛んだ犬は強く噛みすぎたことを知り、少しずつ力加減を調整することを覚えていきます。
家庭犬として迎えられるのはちょうどこの頃で、新たな飼い主のもとにくる時期が社会化期にあたるこの時期になりますので、仔犬の遊び相手は飼い主に変わります。これが「甘噛み」の始まりです。
この甘噛みを適切な対処をせずに放っておくと犬は噛み加減がわからずに成長し、嫌なことの回避や自分の欲求を満たしたいときなどに噛みつき、それが成功体験になるといずれ本気噛みになっていきます。

 

「甘噛み」をなおすには、犬に「痛い」ということを教えていきます。
遊んでいるときに歯が当たったら「痛い」といって立ち上がり、噛まれたところを痛そうに見つめます。
このとき決して犬と目を合わせてはいけません。
犬と目が合うと「こっちを見てくれた!」と犬は喜び、それがご褒美になってしまうからです。
犬は見て欲しくて飛び跳ねたり、興奮したりしますが、落ち着くまで待ってから遊びの続きをします。
なかなか落ち着かない場合は、一度部屋を出るなどして少し離れると落ち着きます。
これを繰り返すことで、歯を当てると「楽しい遊びが終わってしまう」ということが罰になり、甘噛みをしてはいけないことを理解してきます。

 

 


犬同士の関わりから学ぶ甘噛みをひとつの例に出しましたが、社会化期に必要なのことは犬同士の関わり以外にも人、物、音、環境など人間社会のあらゆるものを知る必要があります。
犬が社会化を学ぶ場として、保育園(幼稚園)をおすすめします。

 

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【犬のしつけ】ハウストレーニングの必要性

わんちゃんにとってハウスは、安心感が得られる「自分の居場所」です。
お部屋にハウスとなるクレートを準備していますか?
ケージでも大丈夫ですが、災害が多くなっている現在では愛犬と一緒に避難することを考えると、移動が可能なクレートに入ることを教えてあげることも大切です。

 

ハウストレーニングが必要な理由

私たちにとって家は落ち着く空間で、それぞれ部屋があって自分の居場所で自分の時間を過ごします。
わんちゃんにも自分の居場所で落ち着き、安心して自分の時間を過ごす場所が必要というのは、私たち人間と同じです。
子犬の頃から慣らしておくことはもちろんですが、成犬になっても慣らしておく必要があります。
適切な排泄場所を教えたり無駄吠えさせない、落ち着いて待つ、悪戯好きな愛犬の事故防止など、ハウストレーニングをする目的には「管理」「安心」「安全」があります。

 

快適に暮らすための「管理」

わんちゃんは家族の一員で大切な存在ですが、忘れてはいけないことが一つあります。
それは「犬は動物である」ということです。
動物ではありますが、「私たちと一緒に暮らす」ということが野生の動物は違います。
愛犬と快適に暮らすためには、しっかりと犬の管理をすることが必要になります。

また、無駄吠えなどの環境管理にも有効で、吠えのきっかけになる対象物を見えなくしたり、フリーでいて興奮しやすくなる環境を落ち着く環境に変えるなど、愛犬のしつけをするうえでも役立ちます。

 

愛犬にとっての「安心」

自由を奪う管理ではなく、「ハウスに入って休む」ことをお勧めします。
家族みんながいる場所にクレートを置くことで、わんちゃんは安心感が生まれ、リラックスできる場所としてクレートに入って「休む」ことができます。
クレートは「自分の居場所」、つまり「休む」ためのリラックスできる場所になります。
私たち人間の視点では愛犬の自由を制限しているようにも思えますが、隔離するのではなく、わんちゃんにとっては「休む」ための「自分の居場所」になります。

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わんちゃんはテーブルの下やちょっとした隙間など狭い空間を好みます。
この犬の本来の性質をしっかりと受け止め、自然な方法で犬を育てることが理想です。
もしわんちゃんが外が気になって落ち着けないようならクレートにタオルをかけるなどして見えないようにしてあげると落ち着くことができます。

その他、ペットホテルに預けなくてはならなくなった時など、ハウスに慣れていないとストレスを溜めこんでしまい、食欲不振や下痢など体調を崩してしまう可能性があります。
ハウスに入れば安心していられることを教えてあげることは、わんちゃんの心身の健康にも有効といえます。

 

いざというときの「安全」

地震や水害など最近は災害が多くなっているので、ハウストレーニングをしておくと災害時に避難するときにも有効です。
愛犬がクレートに入れないと、一緒に避難できないということもあります。
日常生活においても、悪戯しやすい犬や子犬の時期など目を離せない場合にクレートを使うことは、誤飲や事故の防止をするという意味でも有効です。
車での移動時にクレートを使うことは、急ブレーキをかけたときの事故防止、愛犬の窓からの飛び出し等の危険の回避など、愛犬と一緒に暮らしていくうえで安全面からもとても役立ちます。

 

 

ハウスとして必要な大きさ

犬は成長しますので、必要な大きさはその都度変化します。
どのように使用するのか、目的に合わせてサイズを選びましょう。
子犬は生後半年でほぼ成犬に近い大きさまで成長します。
成犬になったときに必要な大きさを想定し、犬が大きくなるまでは箱などを入れてクレート内を仕切るようにするのもよい方法です。
目的に合わせて大きさの違うものを2つ用意するのもよいでしょう。

 

サイズの目安

理想的なサイズは、オスワリしても頭がつかない、伸びをしても足がつかない、クレート内で一周できるサイズです。
クレートに入れる時間が短時間の場合は、オスワリして頭がつくサイズでも問題はありません。

 

 

クレートに慣れさせるには・・・

ハウスが「居心地のいい場所」だと、犬が認識する必要があります。
最初は入口を開けておき、愛犬の大好きなおもちゃやおやつをさりげなく投げ入れて、「ハウスに入ることが楽しい」という印象をつけてあげます。
中に入ってゆっくり過ごせるように慣れるまでは、入り口の扉を閉めてはいけません。
これは犬が「閉じ込められた」という印象を持たないようにするためです。
慣れてきたら「閉めてすぐ開ける」ことから少しずつ閉める時間を長くしていきます。
クレート内で安心できるようにお気に入りのマットなどを敷いてあげるのもよいでしょう。


クレート内で過ごせる時間はわんちゃんによって違います。
犬は日中寝ていることが多いので、長時間クレートで寝て過ごせる犬もいます。
愛犬のクレート内での過ごし方を定期的にチェックしましょう。

 

 

ハウストレーニングができたら・・・

クレートに慣れ、長時間過ごせるようになったら、愛犬との暮らしに役立てることが増えます。
急な用事でペットホテルに預けはなくてはいけなかったり、動物病院での治療や入院などに対応しやくなります。
それだけではなく、キャリーバッグに入れて愛犬とのお出かけや車、電車等にのっての遠出の旅行、宿泊など、愛犬と一緒に暮らしの楽しみ方が広がります。

 



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久しぶりのブログ

なかなか続かない・・・

新たにブログを始めようと思ったにもかかわらず、「続ける」ことって難しいですね。

久しぶりになってしまいました(^^;)

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ももと一緒に始めようと思ったわんちゃんのお仕事・・・

まだまだ資格の取得やお店の準備で忙しいけど、ちょっとずつブログ更新頑張らないと!

 

ぬいぐるみが怖い・・・

ドッグマッサージの勉強をはじめたのでリアルぬいぐるみを購入♪

先ほど我が家にやってきました。

すごく警戒するもも!

もものお気に入り座布団に置いてみたら警戒して座布団の横に(^^;)

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未だにぬいぐるみと仲良くなれていません。

いつになったら仲良くなれるのかしら?