アイコンタクトできていますか?
「アイコンタクト」とは、愛犬が飼い主さんと目を合わせることです!
わんちゃんの目はとても純粋。
そんな目で見つめられるとメロメロですよね。
アイコンタクトは愛犬とのコミュニケーションの基本で、アイコンタクトができると愛犬との絆が深まり、信頼関係もより良好になります。
アイコンタクトができているということは、常に飼い主さんに注目しているということです。
目を見て注目していて「聞く姿勢」になっているので、飼い主さんの指示がわんちゃんに入りやすく、しつけもしやすくなります。
愛犬はソフトアイでみる
動物は目を合わせることを嫌います。それは犬も同じ・・・。
動物が戦うとき、ジーッと見つめあい(睨み合い)攻撃に転じていきます。
わんちゃんが飼い主さんの目を見るということは信頼関係が築けているからなのです。
でもジーッと見られるのは嫌なはずなので、柔らかなソフトな眼差しで見てあげましょう。
事故の防止になる
いざという時のために、どんな状況でもアイコンタクトを取れるように、毎日の生活のなかで練習しましょう。
わんちゃんは興奮すると我を忘れて指示が入らなくなります。そんなときにアイコンタクトが取れていると興奮を沈め、事故を未然に防ぐことができます。
アイコンタクトの教え方
最終目標は名前を呼んだら飼い主を見ることです。
トレーニングをする前に、名前を覚えていることが前提になるので、「名前を呼んだら反応する」練習をしておきましょう。
ここでは大好きなおやつをご褒美として使いながら、簡単にできるアイコンタクトの練習法をご紹介します。
飼い主の目を見たらご褒美
最初はおやつを持った手を額の前にだし、愛犬を見ます。
目があったら「よし」といって手に持っているおやつをあげます。
このとき、名前を呼ぶことをしないようにしましょう。
愛犬は手に持っているおやつに夢中のはずです。
おやつに夢中の状態で名前を呼んでも振り向かない状態が続くと、無視することを覚えてしまうので気をつけましょう。
飼い主の目を見たらご褒美~その2~
目を見たらご褒美がもらえることがわかってきたら次に進みます。
額の前あたりだったおやつを持った手を耳の横あたりに持っていきます。
この状態で愛犬が目を見るのを待ち、目があったら「よし」といっておやつをあげます。
ここでもまだ名前を呼ばないようにします。
中々見てくれないときは、舌を鳴らすなど愛犬が注目してくれそうな音を出すのもいいでしょう。
徐々に距離を延ばしていき、目を見たらご褒美がもらえることを理解させます。
名前を呼んでみる
おやつを持った手を耳の横あたりに持ってきている状態で、愛犬の名前を呼んでみます。
目が合ったら、持っていたおやつをあげます。
これを繰り返し練習していきます。
目を見たら「いいことがある」ということと、「名前を呼ばれたら目を見る」ことを結び付けていきます。
注目していないときに名前を呼んでみる
飼い主さんに注目していないときなどに名前を呼び、目を合わせたらおやつをあげます。
よそ見をしているとき、少し離れたところからなどがいいでしょう。
呼んでも反応が見られない場合は目を合わせるまで待ちます。
名前を連呼すると無視することを覚えてしまうので、時間がかかるようなら前のステップに戻りましょう。
上手にできるようになったら、遊びに夢中になっているときなどに行うなど、少しずつステップアップしていきましょう。
アイコンタクトでのNG
アイコンタクトは、「名前を呼ばれる=飼い主を見る=よいことがある」を結び付けています。
名前を呼んだあとに、叱ったり、苦手なことをしないようにします。
目を見て近くに来てくれたのに、嫌なことがあると警戒心が生まれて逃げてしまったり、無視することもあります。
わんちゃんが嫌がることをしなくてはいけないときは、名前以外のコマンドを使いましょう。
アイコンタクトの効果
愛犬とアイコンタクトをして絆を深めると、飼い主さんと愛犬の両方に幸せホルモンと呼ばれている「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンはストレスを減らし、リラックスして、幸福感を増やす役割があります。
女性の出産や母乳などに働きかけるホルモンとして知られているので、愛情ホルモンとも呼ばれています。
人の場合は良好な関係が築けているときに分泌されやすく、犬も同様で、飼い主さんに見てもらえる、撫でてもらえる、一緒にいられることで幸せを感じます。
愛犬と一緒にいると「可愛い!」と幸せを感じることが多いですよね♪
アイコンタクトだけではなく、一緒にいること、愛犬の存在そのものが、幸せを感じる大きな存在になっていると思います。
アイコンタクトをしっかりと取りながら、愛犬との絆を深めていきましょう。