愛犬の体重管理できていますか?
可愛い愛犬を見ているとつい色々与えたくなってしまいますよね。
愛犬の肋骨を触れますか?
腰のくびれが見られますか?
人もそうですが、犬にとっても肥満は大敵です。
「少しポチャッとしている方が可愛い」なんて思ってしまうこともありますが、肥満から病気になりやすいこともあるのです。
膵炎、シュウ酸カルシウム結石、椎間板ヘルニアなどいくつかあり、体を支える関節にも影響がでてきます。
肥満は食べすぎが原因
一般的な原因のひとつとしては、食べすぎがあります。
その原因を作っているのは、飼い主さんなのです。
「え?」って思われる方もいらっしゃると思いますが、愛犬は飼い主さんに与えられたものしか食べる機会がないのです。
思い当たることはありませんか?
◎食事は目分量で与えている
◎欲しがるとつい与えてしまう
◎他の家族が与えているかわからない
◎散歩はあまり行っていない
◎体を触っても理想がわからない など
よくありがちな原因です。
食事の把握ができていないこと、運動不足が主ですね。
適正体重にするために・・・
「ダイエット」と思ってもなかなか難しいですよね。
適正体重に近づける、そして維持するためには日々の管理が必要です。
じゃあ、どうやって?
ダイエットの考え方をお伝えします。
犬のダイエットとは
人と同じで、消費カロリー>摂取カロリーです。
食べる量(摂取カロリー)よりも、体を動かすこと(消費カロリー)を増やすことです。
摂取カロリーを減らす
愛犬にどれだけ与えていますか?
ごはんの量、おやつの量などすべてを確認し、何をどれだけ食べているか把握する必要があります。
体が小さいわんちゃんにとって、たった「ひと口」であっても体重への影響は大きく、毎日の積み重ねは体重が少しずつ増えていく原因になっていきます。
フードに記載されている目安量は、愛犬がフードだけで生活するための目安量なので、おやつを与えているなら、フードの量は目安量から減らさなくてはいけないのです。
おやつの目安量は、一日の摂取カロリーの10%以内で、この考え方は、私たち人と同じです。
また、フードの目安量をみるときの体重は、今の体重ではなく、理想の体重をみて必要量を出します。
消費カロリーを増やす
毎日の生活の中で消費カロリーを増やすとなると、散歩の機会を増やすことは大切です。
ただ、愛犬の肥満の状況によっては、足腰への負担が大きい場合があります。
普段から散歩の機会が少なかったり、肥満度が高かったりする場合は、食事量を調整して体重を先に落としてからの方がいいでしょう。
運動の方法としては、
◎散歩の時間をいつもより5~10分増やす
◎家庭でできる簡単な運動を取り入れる
◎犬用のフィットネスを利用する
などがあります。
消費カロリーを減らすことは毎日の継続が必要なので、飼い主さんに負担がかからない方法を選びましょう。
ダイエットフードの効果
ダイエットフードに変えることもひとつの手段でありますが、フードの計量、おやつの与え方などの基本的な管理ができていなければ効果はありません。
人の肥満に対する考え方も同じですが、基本は管理と継続です。
犬の場合は、犬自身ではできないので、飼い主さんの管理が基本です。
飼い主さん自身の意識がかわらなければ、愛犬のダイエットには繋がらないのです。
食事量を減らすのは危険
食べる量を減らせばいいと考えてしまいがちですが、必要な量が摂れなければ栄養不足に陥ります。
愛犬にとってフードは総合栄養食で、必要な栄養素がしっかり詰まったものです。
規定量より少ないと必要な栄養が摂れなくなってしまうので注意が必要です。
まとめ
肥満は愛犬の寿命にも大きく影響します。
愛犬の健康を管理しているのは、飼い主さんです。
愛犬が元気に、いつまでも幸せに暮らしていくためには、適切な食事、適切な運動、そして毎日の継続が大切なのです。